冬島昆布について


 冬島は様似町のえりも町寄りにあり、昆布を主体とした漁業地域です。登山で親しまれるアポイ岳の麓でもあります。



 日高地方一帯でとれる、いわゆる日高昆布は学問的な名前をミツイシコンブといい、ダシが出て、食べて食感が良く、しかも生産量が比較的多いため、主に家庭で使われています。

 高価な昆布は上品なダシが出ますが、煮て食べる場合食感があまり良くありません。一方で値段が安い昆布はダシとしては用をなしません。日高昆布はダシに良し、食べて良しのまさに万能昆布です。

 浜格差といって昆布はとれた地区によってランクが付けられています。冬島の昆布は日高でナンバー2くらいに当たりますが、ナンバー1は量が少ないのに対して冬島は生産量が豊富です。

 また同じ冬島昆布でも1等2等…と等級がつけられています。

 日高昆布は出荷されるとき多くが1m5cmというサイズに切りそろえられます。等級の主な基準は1m5cmの昆布1本の重量で、重い順に等級がつけられます。

 等級が高いほど厚みはありますが、鍋物などですぐ使う場合、ダシが出るまで時間がかかることにもつながります。



 エビスコでは3等昆布を主に扱います。ほどよい厚さでダシが出て、しかも食感が良いからです。

 最上級の地区名や1等といった数字にこだわらなければ、冬島昆布の3等は実用度ナンバー1といえるでしょう。

エビスコ代表 門脇 啓二